北海道マラソンは暑い?寒い?過去の気温から考えるウェア選び

北海道マラソンの暑さ・寒さ・雨を想定したウェア選び ランニング

北海道マラソン2026まであと12日。

大会本番となる8月30日の最低気温は19℃で曇りのち雨の予報です。冷え性の私にとって、過酷なレース展開となるかもしれません。

天気予報を眺めていて、この記事を書くことを思い立ちました。

北海道マラソンというと、とにかく「暑い大会」というイメージが強いようです。

もちろん8月下旬の開催ですから、暑くなる可能性は十分あります。実際、とんでもなく暑かった年もあります。

でも、札幌に住んでいる身としては、毎年そうとは限らないよ、と言いたい。

「道マラは暑い」は、ちょっと風評被害では?

遠征してくるランナーには、むしろ4月開催の長野マラソンやかすみがうらマラソンに行くときのようなつもりで準備してきてもらうといいのではないかと思っています。

暑いかもしれないし、寒いかもしれない。雨かもしれない。

過去の気象データを見ながら、北海道マラソンの気温とウェアについて考えてみます。

「道マラは暑い」は風評被害?

北海道マラソン公式サイトには、第1回の1987年から2025年までの気象データが掲載されています。

大会気象データ | 大会データ | 【公式】北海道マラソン2026
北海道マラソンの過去の大会データです。

北海道マラソンは昔から朝スタートだったわけではありません。

1987年の第1回は12時3分スタート。その後も長く正午過ぎのスタートが続き、2012年から9時、2022年から現在の8時30分スタートになっています。

スタート時刻が大きく違う時代の気温を単純に比較しても仕方がないので、ここでは9時スタートになった2012年以降を抜き出してみます。

スタート天気気温湿度
20129:00曇り28.0℃55%
20139:00晴れ26.5℃51%
20149:00晴れ21.8℃58%
20159:00晴れ21.2℃59%
20169:00晴れ18.0℃66%
20179:00曇り24.8℃47%
20189:00晴れ22.0℃75%
20199:0018.7℃73%
20228:30曇り24.5℃60%
20238:30曇り29.2℃78%
20248:30晴れ23.1℃83%
20258:30曇り23.0℃75%

こうして並べてみると、かなり違います。

2023年はスタート時点ですでに29.2℃、湿度78%

これは文句なしに暑い。道マラの悪評、いや「暑い大会」という評判を一手に引き受けてくれそうな数字です。寒がりの私ですら、スタート地点で吐き気を催すほどの暑さでした。

一方、2016年は18.0℃。

私の初フルとなった2019年大会は18.7℃で、しかも雨でした。

雨で地面が濡れた北海道マラソン2019の大通公園待機ゾーン
待機ゾーンとなった大通公園は水浸し、カッパを羽織り体を温めているランナー多数

同じ8月下旬の北海道マラソンなのに、スタート時の気温には10℃以上の差があります。

さらに過去までさかのぼれば、2004年は17.5℃で小雨です。

「北海道マラソンは暑い」と言われますが、こうして数字を見ると、毎年暑いわけではありません。

暑かった年のインパクトが強すぎて、「道マラ=暑い」が一人歩きしているような気もします。

やっぱり、ちょっと風評被害です。

18℃なら走りやすい。でも雨が降ったら話は別

18℃という数字だけを見れば、マラソンにはむしろ走りやすい気温です。

北海道マラソンで18℃なら「今年は当たり!」と思うランナーも多いでしょう。

でも、気温だけでウェアを決めることはできません。

2019年は18.7℃で雨、湿度73%でした。

雨に濡れて風が吹けば、体感は変わります。

スタート前には待ち時間がありますし、42.195kmの後半になってペースが落ちれば、走り始めたころとは寒さの感じ方も違ってきます。

特に「完走」目標のゆっくりランナーさんにとって42kmは長旅となりますので、午後の予報までチェックする必要があります。

反対に、2023年のようにスタート時点で29℃を超えていれば、防寒どころではありません。

つまり北海道マラソンは、

「8月だから真夏仕様で行けばいい」

とウェアを早々に決めてしまうのが難しい大会でもあります。

北海道マラソン2019のスタート直前風景
北海道マラソン2019のスタート地点最後尾、真夏とはいえTシャツ、ランニングタイツの人も多い

低気温や雨を想定した準備も忘れずに

遠征となると、できるだけ荷物は減らしたいものです。

それでも北海道マラソンについては、出発する何日も前からレースウェアを一択に絞ってしまわないほうがいいと思います。

基本となる夏のレースウェアに加えて、

  • 気温が低くなった場合に追加できるもの
  • 雨になった場合に使えるもの
  • スタート前に体を冷やさないためのもの

などを少し持ってきて、札幌に着いてから最終判断するくらいがちょうどいいでしょう。

アームカバーやカーフスリーブのように簡単に着脱できるものなら、それほど荷物にもなりません。

スタート前だけ寒い場合には、百均で買えるカッパを使う方法もあります。

そして、必ず本番前に一度それらを着て走ってみてください。百均で売られているカッパはコンパクトにまとまっていて持ち運びにも便利ですが、いざ開封してみると、袖や丈が長すぎたり、逆に短かったり、サイズが合わないという可能性もあります。

百均で買ったカッパで15km試走した時のGarminログ
雨の日に本番の衣装で試走するのがオススメ

水かぶり対策も重要

道マラに限らず、北海道の夏の大会に出場される方はレースの途中で水をかぶることも頭にとめておいた方がいいです。

北海道マラソンでも、参加案内に暑熱対策として、水かぶりポイントやミストシャワーポイントの設置場所が詳しく紹介されています

北海道マラソン2026参加案内「暑熱対策」

この他にも沿道に立つ私設エイドの方がご厚意で水をかけてくださることがあります。自分は必要ないと思っても、他のランナーにかけられた水が飛び散るので、好むと好まざると、とにかくずぶ濡れになる大会なのです。

したがって、袖のあるウェアや太もものあたりでもたつく半ズボンは腕さばき、脚さばきに影響します。

そういう意味でも、寒がりな私ですら、シングレット、ハーフタイツという軽装で道マラに出るつもりです。

シングレットは、一般的なノースリーブのランニングシャツよりも肩まわりや背中の露出が多く、生地の面積も少ない軽量なレースウェアです。

暑い日のレースでは、こうしたシングレットを選ぶランナーも多くいます。

ランニング用シングレット

シングレットの例(楽天市場)

コースが水浸しになる可能性もあるので、シューズも濡れることを想定しておきたいところです。アッパーが水を含んだときの重さや、濡れた路面での滑りやすさなど、一度雨の日に試しておくと安心です。

軽くて水はけのいいワラーチや台湾サンダルで走る人がいるのも、真夏の大会ならではですね。

札幌の2週間天気予報

以上長々と書きましたが、今年の北海道は例年と比較すると、マイナス5℃ほどの冷夏となり、私は練習不足。

今週・来週もずっと雨模様。

ペースを落とし、ファンランとするのか、てるてる坊主を作り、奇跡の好天を祈るのか思案中です。

北海道マラソンには、道外からたくさんのラン友さんがやってくるので、新川通りでスライドできることを楽しみにしています。

北海道マラソン直前2週間の天気予報
北海道マラソン2026・大会12日前の天気(大会当日8/30の最低気温は19℃、曇りのち雨の予報)