北海道マラソンに大会公式ペーサーはいるの?

4時間45分のペースメーカーを務める筆者と「北海道マラソンに公式ペーサーはいる?」の文字 ランニング

マラソン大会には、大会事務局が用意した公式ペーサーがいる場合があります。

私も2026年の板橋Cityマラソンで、4時間45分のペースランナーを務めました。

ペースランナー、ペースメーカーなど大会によって呼び方はいろいろですが、市民マラソンでは「サブ3」「サブ3.5」「サブ4」「サブ5」など、目標タイムごとに設定されることがあります。

同じ目標タイムのランナーがペーサーの後ろにつき、一つの集団になって走る光景を見たことがある人も多いでしょう。

では、北海道マラソンには大会公式のペーサーがいるのでしょうか。

結論からいうと、2026年の北海道マラソンには、一般的な大会のようなタイム別のペーサーは用意されていません。

ただし、ペーサーに近い役割をする人たちはいます。

まず、サブエガを目指すランナーのためのゲスト。

そして、制限時間いっぱいを使って完走を目指すランナーを支えるレースプロッガーです。

サブエガ目標のゲストペーサーにこわだ君

北海道マラソン2026では、マラソンYouTuberのこわだ君がゲストペーサーを務めます。

設定タイムはサブエガ、2時間50分切りです。

こわだ君自身、2022年の北海道マラソンを2時間48分42秒で走っており、フルマラソンの自己ベストは2時間22分55秒。

2026年大会では、サブエガを目指すランナーをアシストしながら走ることが大会公式サイトで発表されています。

ゲストランナー・MC・サポーター紹介 | 【公式】北海道マラソン2026
2026年大会のゲストランナー・MC・サポーター紹介です。

では、サブ3、サブ3.5、サブ4、サブ5などを目標にするランナーにはペーサーはいないのでしょうか。

2026年大会については、こうしたタイムごとの公式ペーサーは案内されていません。

ところが、もう一方の「完走を目指す人」には、ちょっと変わった心強い存在がいます。

レースプロッガーは完走目標ランナーの強い味方

北海道マラソンでは、約20人のレースプロッガーが走ります。

プロギングとは、ジョギングをしながらゴミを拾う活動です。

北海道マラソンのレースプロッガーも、コース上のゴミを拾いながら走ります。

でも、拾うのはゴミだけではありません。

最後尾付近で、くじけそうになっているランナーも拾ってくれます。

大会公式サイトでも、レースプロッガーはコースをプロギングしながら「ランナーの完走をバックアップ」する存在として紹介されています。

もちろん、レースプロッガーは「6時間ペーサー」として一定のペースを刻む公式ペースランナーではありません。

それでも、制限時間いっぱいを使ってゴールを目指すランナーにとっては、実質的に最後尾付近で一緒にゴールを目指してくれる、とても心強い存在です。

サブ4・サブ5でもペース配分の参考になる『完走一択ペース表』

では、サブエガでもなく、制限時間ギリギリの完走狙いでもないランナーは、どうペースを組み立てればいいのでしょう。

ここで参考にしたいのが、しゅうじさんが作って公開しているペース表です。

レースプロッガーしゅうじさんのインスタ投稿(スレッズやXでも道マラ情報発信中)

しゅうじさんとは、私が札幌マラソンの練習会に参加したとき、プロギング実習で知り合いました。

私にとっては、いわばプロギングの師匠です。

おもしろいことが大好きで、いろいろなマラソン大会について、オリジナルの「わくわく関門表」を作って公開しています。

私もしゅうじさんからExcelのひな形をもらって、制限時間4時間の大田原マラソンを走るときに「ギリギリ関門表」を作ったことがあります。

北海道マラソンの制限時間は6時間なので、単純計算だと平均ペースは8分32秒/km未満で走りきれそうなものですが、実はキロ8イーブンだと通過できない関門があります。

しゅうじさんのペース表には、関門閉鎖までのデッドラインペースが区間ごとに示されています。なぜ区間によって必要なペースが違うのかを考えると、高低図だけではわからない北海道マラソンのコース特性も見えてきます。

したがって、キロ8で完走を目指すつもりだった人だけでなく、キロ5やキロ6でのイーブン走行で目標を達成しようとしていた方も、どこが難所となるのか、ペースの緩急といった区間ごとの重みづけを考える参考にしてみてください。

最後尾についていけば完走できる、とは考えないほうがいい

ひとつ注意したいことがあります。

「完走をサポートしてくれるレースプロッガーがいるなら、最初からついていけばいい」とは、私は考えていません。

制限時間を余すところなく使いながら、最後尾付近をほぼ一定のペースで42.195km走り続けるのは、簡単なことではありません。

ゆっくりに見えても、それを最後まで崩さず続けるには、それ相応の走力と体力が必要です。

ちなみに、関門表の作者であるしゅうじさんは、サロマ湖100kmを完走されたウルトラランナーでもあり、長時間走行のベテランです。

特にフルマラソン初心者なら、自分にとって余裕のあるペースで入り、途中の関門時刻を確認しながら、自分自身のレースを組み立てたほうがいいと私は思います。

単純なイーブンペースでは考えにくい北海道マラソン特有のペースメイクについては、別の記事であらためて考えてみたいと思います。