北海道マラソンで途中リタイアするなら? DNFする場所と帰り方を考える

北海道マラソンで途中リタイアする場合のDNF地点と帰り方を考えるイメージ ランニング

実は私、北海道マラソン出場歴3回、そのうち2回DNF(Did Not Finish:途中棄権)
同じ北海道の洞爺湖マラソンもDNF

リタイア経験豊富な私が北海道マラソンDNFの実際について解説します。

この記事がコンディションに不安を抱えながらも、ワンチャンあるかなとレースに臨む方の参考になれば嬉しいです。

コースを3つの区間に分けて戦略を立てる

この記事は、サブ4や完走などを目標とするものでなく、体調最優先で自宅やホテルに戻る方法についての提案です。

  • 地下鉄や電車の最寄駅が近い区間(15km地点まで)
  • 収容バスを待つしか術がない区間(37km地点まで)
  • 徒歩でゴールや最寄駅まで向かう区間(約5km)

地下鉄や電車の最寄駅が近い区間(15km地点まで)

もちろん、コース全区間にわたり、途中でリタイアした人のための収容バスが用意されています。

私の初フルとなった2019年の北海道マラソンは10km関門の閉鎖時刻に間に合いませんでした。

北海道マラソン10km関門手前で最終走者になった筆者が撮影した創成トンネル内部
10km関門手前の創成トンネルで振り返ったら、最後尾を見守る自転車のスタッフしかいなかった(北海道マラソン制限時間5時間時代に挑んだ初心者の悲劇)

10km関門は札幌駅がすぐそこに見える位置にあり、ゴール地点の大通公園だって徒歩10分程度です。

でも、好奇心からマラソン大会の収容バスというものに乗ってみるという経験を選びました。

すると、どうでしょう。

なんと、バスはまっすぐゴールに向かわず、あちらこちらの関門に棄権した人を拾いに行くというではないですか。座っているだけですが、ゴールまで長い長い道のりとなりました。

今なら地下鉄で荷物を預けた大通公園まで戻りますね。

コース距離の目安最寄駅・利用しやすい駅路線
スタート〜約1kmすすきの駅南北線
約2km中島公園駅南北線
約3km幌平橋駅南北線
約4km中の島駅南北線
約5km南平岸駅南北線
約6km平岸駅南北線
約7km学園前駅東豊線
約9km豊水すすきの駅東豊線
約10kmさっぽろ駅南北線・東豊線
約11km北13条東駅東豊線
約13km北24条駅南北線
※距離はコース上のおおまかな位置を示す目安で、駅までの正確な距離ではありません。

北海道マラソンのコースマップにも最寄駅が掲載されているので、事前に目を通しておくといいでしょう。

15km関門は地下鉄南北線「北24条駅」とJR学園都市線「新川駅」の間にあります。

JR学園都市線は地下鉄に比べると便数が少なく、1時間に2〜3本しか電車がありません。そして、公共の乗り物でゴール地点に向かうとしたら、ここが最後の駅となります。

DNFするかどうかは、15km関門通過時刻のラップなど、事前に決めておくといいかもしれません。

収容バスを待つしか術がない区間(37km地点まで)

新川駅を通り過ぎて、「なにもない長い直線道路」として悪評高い新川通に向かいます。

北海道マラソンにおける新川通は往復13kmといわれていますが、実は新川駅との間に新琴似という地区があり、往復すると約21kmとなります。

この辺りにお住まいの方には失礼ですが、本当になにもないエリアです。それでも、新川通に入る際に最後のコンビニとなるファミリーマートなど、万が一の際にオアシスとなりうるスポットは試走記事でいくつか紹介しています。

北海道マラソン試走③|新川通往復+新琴似迂回(約21km)
北海道マラソンのコースは新川駅を過ぎると、公共の交通機関で帰ってくるのが難しくなります。路線バスやタクシーもありますが、大会当日はコース封鎖で使えません。私は過去2回、関門閉鎖後の収容バスに乗りましたが、それもバスの台数が足りず、2時間以上…

このなにもない区間の関門閉鎖時刻と走力別の待ち時間の目安となる表を作ってみました。

関門閉鎖サブ3待ち時間サブ4待ち時間サブ5待ち時間
20km11:359:551時間40分10:241時間11分10:5243分
25km12:1510:171時間58分10:521時間23分11:2847分
29.8km12:5510:372時間18分11:191時間36分12:0253分
34.7km13:3510:582時間37分11:471時間48分12:3758分
※待ち時間は各ペースで関門に到着してから、関門閉鎖時刻までの差分です。実際の収容バスの発車時刻を示すものではありません。

この待ち時間はあくまでも目安なので、実際にはこれ以上待たされる可能性があります。

というのも、過去の北海道マラソンでは「収容バスに乗るまで1時間以上待たされた」「ぜんぜんバスが来なくて、手稲駅など数キロ離れたJRの沿線まで歩いた」などという声をたくさん聞きました。

関門閉鎖よりだいぶん前から収容バスは待機しており、発車までの間にリタイアを決めた方が乗り込んでいるケースが通常だと思います。ですが、天候など悪条件から、棄権者続出でバスが足りなくなった年もあるのです。

歩けないほどの怪我なら、その場で待ったり、救護班のお世話になるしかないと思いますが、一時的な脚の攣りや体調不良で、タイムを狙うのをあきらめたりした際は、徒歩で新川駅に向かった方が早いかもしれません。

徒歩でゴールや最寄駅まで向かう区間(残り約5km)

新川通を往復して、新川駅まで戻ってくれば、JRでスタート地点が近い札幌駅に戻るのもありですが、残りの区間は約5kmです。私なら、ゆっくり街中に徒歩で向かいます。

さて、ここで途中棄権する際に、計測チップの返却方法について心配される方もいらっしゃるかもしれません。

北海道マラソンでは返却不要のチップを採用しているので、荷物を預けていない人はスタート地点まで戻る必要もないです。

収容バスの実際

これは、筆者が2回目のフル挑戦となった北海道マラソン2023で収容バスに乗った際の写真です。

スタート時の気温は30℃近かったにもかかわらず、新川通にたどりついた時には雷雨。その後、バケツの水をひっくり返したように前も見えないほどのシャワーラン。

収容バスにはフィニッシャーズタオルと同じ大きさの白いタオルが用意されていました。それにくるまり、持参したカイロを握りしめ、思いました。

来年は完走できそうだ。

この話の続きはまたいつか別の記事で。

北海道マラソン2023のGarmin記録(35km関門閉鎖に間に合わず、カイロを握りしめる筆者の手が背景)
北海道マラソン2023で35km関門閉鎖に間に合わず収容バスに乗った筆者