参加者リストから見る北海道マラソン2026

ランニング

大会公式サイトでは過去大会の「完走タイム別人数分布表(2025年大会)」なども公開されていますが、エントリーした人たちの年代構成はどうなっているのでしょう。

そこで、2026年の参加者リスト21,479人分を独自に集計してみました。

年代別の人数や男女比、さらに参加者の「所属」についても見ていきます。

※以下は2026年8月17日時点で公開されているエントリーリストを筆者が独自に集計したものです。大会公式の集計ではなく、集計上の誤差が含まれる可能性があります。

エントリーリストには21,479人

今回集計した参加者データは、合計21,479人でした。

内訳は、

  • 年代別男子 17,009人
  • 年代別女子 3,550人
  • 視覚障がい男子 24人
  • 視覚障がい女子 15人
  • フルマラソンオープン 881人

です。

年代別カテゴリーに登録されている20,559人に限ると、男性が約82.7%、女性が約17.3%。

およそ6人に1人が女性という構成になっています。

なお、ここでいう21,479人は参加者リストに掲載されている人数です。実際に大会当日に出走する人数とは異なります。

一番多いのは50~54歳

年代別カテゴリー20,559人を男女合計で集計すると、もっとも人数が多かったのは50~54歳でした。

年代男子女子合計
24歳以下9781871,165
25~29歳1,7034282,131
30~34歳1,4613751,836
35~39歳1,5102971,807
40~44歳1,9833422,325
45~49歳2,2364682,704
50~54歳2,4745583,032
55~59歳2,0674472,514
60~64歳1,3962721,668
65~69歳738126864
70~74歳32436360
75歳以上13914153
合計17,0093,55020,559

40代後半から人数が増え、50~54歳でピーク。その後は徐々に少なくなっています。

「市民マラソンは中高年ランナーが多い」というイメージはありますが、2万人以上を実際に集計してみると、50代の層の厚さがよくわかります。

50~59歳だけで5,546人。

年代別カテゴリー全体の約27%、つまり4人に1人以上が50代です。

男子も女子も最多は50~54歳

男女を別々に見ても、もっとも人数が多いカテゴリーは同じでした。

男子は50~54歳が2,474人で最多。次いで45~49歳が2,236人、55~59歳が2,067人となっています。

女子も50~54歳が558人で最多です。

次いで45~49歳が468人、55~59歳が447人。

男女ともに45~59歳の層が厚くなっています。

70歳以上も500人以上

上の年代にも多くのランナーがいます。

70~74歳は男女合わせて360人、75歳以上は153人。

70歳以上を合わせると513人です。

そのうち75歳以上が153人。

8月の札幌を走るフルマラソンに、これだけのシニアランナーがエントリーしていることも、数字にしてみると印象的です。

年代によって女性比率にも違いがある

全体では約17.3%だった女性比率ですが、年代によって違いがあります。

たとえば、

  • 25~29歳 約20.1%
  • 30~34歳 約20.4%
  • 45~49歳 約17.3%
  • 50~54歳 約18.4%
  • 55~59歳 約17.8%
  • 70~74歳 10.0%
  • 75歳以上 約9.2%

となりました。

30代前半までは女性がおよそ5人に1人。

一方、70歳以上になると女性比率は1割前後になります。

単純な参加人数だけでなく、年代によって男女構成にも違いがあることがわかります。

「所属」を集計してみると?

参加者リストには、氏名や年代のほかに「所属」の欄があります。

ここも集計してみました。

ただし、このデータは年代別人数ほど単純には扱えません。

所属を登録していない参加者については、「札幌市」「東京都」「海外」など、居住地と思われる情報が表示されています。

また、企業名、大学名、陸協、ランニングクラブなど、性質の異なる所属が混在しています。

その中で目立ったのが「カネカ」の140人です。

カネカは北海道マラソン2026のプレミアパートナーです。一つの企業名で140人という人数はかなりの規模ですが、この140人全員がスポンサー関係の出場なのか、一般エントリーした社員などが含まれているのかは、参加者リストからはわかりません。

そのため、以下のランニングクラブ・走友会のランキングからは除外しました。

ランニングクラブや走友会も数えてみた

所属欄から、ランニングクラブ、走友会など、チーム名と思われるものを拾ってみました。

上位20は次のとおりです。

順位所属名人数備考
1CR2東日本82RUNNETが運営している陸連登録用の団体
2ONE TOK79東京マラソン財団運営のONE TOKYO RC
3ちばりよ~RC43江別が本拠地のランニングチームで札幌の会員も多い
4R2中日本40RUNNETが運営している陸連登録用の団体
5チームメロス35
6コンサユニラン31コンサドーレのレプリカユニフォームを着て走る親睦団体
7RETO30
8TEAM 台灣29
965BASE28北海道のオープンな練習会
10赤レンガ走友会23道庁職員
11サウルスJP22
12千歳ランナーズ19
13TRC18
14六華ランナーズ18札幌南高OB・OG
15キャラサラ16旭川の練習会
16ビール飲み隊16北海道のランニングチーム
17サウルス北海道15
18札幌走ろう会15
19グラマラブ15
20函館走ろう会15

※自治体・都道府県などの地域名、陸協、大学、一般企業などを除き、ランニングクラブや走友会などと思われる名称を抽出した参考値です。表記揺れは原則として別集計しています。

北海道のランナーなら、見覚えのある名前も多いのではないでしょうか。

全国規模のクラブが上位に並ぶ一方、ちばりよ~RC、コンサユニラン、赤レンガ走友会、千歳ランナーズ、六華ランナーズ、サウルス北海道、札幌走ろう会、函館走ろう会など、北海道で活動するチームも目立ちます。

なお、65BASE、SAURUS RUNNING CLUB HOKKAIDO、千歳ランナーズは、北海道マラソン事務局が実施する2026年のランニングプロジェクトにも協力団体として名前が掲載されています。

所属人数=そのチームから走る人数、ではない

このランキングを見るときに注意したいのが、「所属欄に登録されている人数」と「そのチームに所属している参加者数」は同じではないことです。

たとえば、私が所属している「いわみざわRC」は、今回の参加者リストでは5人でした。

でも、私は「ONE TOKYO RC」名義でエントリーしていますし、ほかにも、いわみざわRCのメンバーで「ちばりよ~RC」名義でエントリーしている人がいます。

つまり、実際にはいわみざわRCのメンバーがもっと走っていても、参加者リスト上では別の所属として集計されます。

逆に、複数のクラブに所属しているランナーがどの所属名を使うかは本人次第です。

そのため、この表は「どのチームから何人出場するか」のランキングではなく、あくまで参加者リストの所属欄に、どの名前が何件登録されているかを集計したものとして見てください。

それでも、北海道マラソンにどんなランニングコミュニティの人たちが集まっているのかを眺めるデータとしては、なかなか面白いと思います。

エントリーリストから見えてくる北海道マラソン

北海道マラソンというと、気温や完走率、完走タイムなどが話題になりがちです。

しかし大会前の参加者リストを集計してみると、

  • もっとも人数が多いのは50~54歳
  • 50代だけで年代別カテゴリーの約27%
  • 女性は年代別カテゴリー全体の約17%
  • 70歳以上も500人以上
  • 全国・北海道のさまざまなランニングコミュニティから参加している

といった、タイムとは違う北海道マラソンの姿が見えてきました。

今回集計したのは、あくまで大会前のエントリーリストです。

実際に何人がスタートし、何人がフィニッシュするのかはまた別の話。

大会終了後にリザルトが公開されたら、年代別の出走者数や完走者数、完走率なども比較してみたいと思います。