北海道マラソンを走る家族や友人を応援したい。
せっかくならスタートを見送って、途中でも何度か声をかけて、最後はゴール近くでも応援したい。
でも、札幌に土地勘がないと、
「どこで応援すればいいの?」
「地下鉄やJRで追いかけられる?」
「ランナーが来るまで何をしていればいい?」
と、意外とわからないことが多いと思います。
北海道マラソンは42.195km。
ランナーはずっと走っていますが、応援する人はずっと応援しているわけではありません。
実は、待っている時間のほうが長く感じます。
そこで今回は、札幌市内を地下鉄やJRで移動しながら応援しやすい場所を、待ち時間を過ごしやすい場所=「暇つぶし」情報も含めて紹介します。
全部のポイントを回る必要はありません。
2〜3か所選んで、途中でコーヒーを飲んだり、ごはんを食べたりしながら、応援する側も北海道マラソンの一日を楽しむくらいがちょうどいいと思います。
まずは通過時刻の目安を確認
応援で難しいのが、「何時にそこへ行けばいいのか」です。
そこで、サブ3・サブ4・サブ5を目標に一定ペースで走った場合の、各応援ポイントの通過時刻を計算してみました。
ランナーのだいたいの走力がわかっていれば、応援計画を立てる目安になります。
| 距離 | 最寄駅 | 暇つぶし | サブ3 | サブ4 | サブ5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0km | 大通駅 | ○ | 8:30 | 8:30 | 8:45 |
| 第2ウェーブ待機ゾーンは西11丁目駅も近い | |||||
| 10km | 札幌駅 | ○ | 9:13 | 9:27 | 9:56 |
| スタート地点から徒歩圏 | |||||
| 13km | 北24条駅 | 9:25 | 9:44 | 10:17 | |
| 出口の目の前がコース | |||||
| 16km | JR新川駅 | 9:38 | 10:01 | 10:39 | |
| 同じ場所で往路と復路の2回応援できる | |||||
| 37km | JR新川駅 | 11:08 | 12:00 | 13:08 | |
| 16km地点と同じ場所。待ち時間は長め | |||||
| 40km | 北12条駅 | ○ | 11:21 | 12:18 | 13:29 |
| 北大構内。札幌駅からも徒歩圏 | |||||
| 42.195km | 大通駅 | ○ | 11:30 | 12:30 | 13:45 |
| ゴール周辺はカフェや商業施設が多い | |||||
※距離は応援ポイントのおおよその位置です。通過時刻は一定ペースで走った場合の概算で、実際にはスタートロス、給水、混雑、後半のペース変化などによって前後します。サブ5は第2ウェーブ(8:45スタート)として計算しています。
「暇つぶし○」は、近くにカフェや商業施設などがあり、比較的待ち時間を過ごしやすい場所です。
0km|まずは大通でスタートを見送る
家族や友人と一緒に札幌入りしているなら、まずはスタートを見送るのが一番わかりやすいでしょう。
ここでランナー側からひとつお願いがあります。
雨が降りそうな日は、スタート直前まで着ていた上着などを受け取ってもらえると、とても助かります。
北海道マラソンは真夏の大会ですが、札幌なので雨が降れば肌寒いこともあります。
スタート前の待機時間は長いため、100円ショップなどのカッパを着て身体を冷やさないようにするランナーもいます。
一人なら処分できるものを選ぶことになりますが、応援してくれる人がいるなら、スタート直前に渡せます。
暑い日なら、飲んでいたペットボトルなどを受け取ってもらえるだけでもありがたい。
ただし、スタートエリアは大勢のランナーと応援する人で混雑します。
「そのへんで会おう」では、たぶん会えません。
事前に待ち合わせ場所を具体的に決めておくのがおすすめです。
第2ウェーブの待機ゾーンによっては、西11丁目駅を利用するほうが便利な場合もあります。

10km|札幌駅周辺はスタート地点から意外と近い
土地勘がない人には、ここがちょっと意外かもしれません。
「スタートを見送ったあと、次は10km地点へ」と聞くと、
10km先まで移動するの?
と思いますよね。
でも、ランナーが10km走る距離と、応援する人が移動する距離は同じではありません。
北海道マラソンの序盤は札幌市街地を走るため、10km付近はスタート地点から徒歩でも移動できる範囲です。
つまり、
ランナーが10km走っている間に、応援する人はずっと短い距離を移動して先回りできます。
具体的には、大通駅と札幌駅の間に札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)があるので、そこを歩いてください。ゆっくり歩いても15〜20分くらいで10km付近の沿道にたどり着きます。地下鉄南北線に乗っても1駅です。
10km地点の通過は、サブ3なら9時13分ごろ、サブ4なら9時27分ごろ、サブ5なら9時56分ごろが目安です。
スタートを見送ってから移動する時間も十分あります。
札幌駅周辺ならカフェ、コンビニ、商業施設なども多く、待ち時間にも困りません。
土地勘がない人にもおすすめしやすい応援ポイントです。

13km|北24条駅は出口を出たら目の前がコース
地下鉄で応援するなら、北24条駅はとても使いやすいポイントです。
理由は単純。
地下鉄の出口を出たら、ほぼ目の前がコースです。

通過時刻の目安は、
サブ3なら9時25分ごろ。
サブ4なら9時44分ごろ。
サブ5なら10時17分ごろ。
応援したら、そのまま地下鉄に戻って次の場所へ移動できます。
南北線で大通・さっぽろ駅方面へ一本で戻れるのも便利です。
ただし、札幌駅や大通周辺ほど「座って長時間待てる場所がたくさんある」というエリアではありません。飲み屋は多いです。あとは、個人経営の喫茶店などが少し。
ここは長居するより、地下鉄で来る→応援する→次へ移動するという使い方が向いていると思います。
16km・37km|JR新川駅なら往路と復路の2回応援できる
JR沿線が便利な人なら、新川駅周辺も候補です。
ここの大きな特徴は、
同じ場所で往路と復路の2回応援できること。
目安として、往路が約16km地点、復路が約37km地点の近くです。

たとえばサブ4のランナーなら、
往路は10時01分ごろ。
復路は12時00分ごろ。
約2時間あります。
サブ5なら、
往路10時39分ごろ。
復路13時08分ごろ。
こちらは2時間半近くあります。
ランナーを追いかけて地下鉄やJRを乗り継がなくても、同じエリアにいれば2回応援できる。
これはかなり便利です。
ただし、問題があります。
暇です。
新川駅周辺は住宅街で商業施設といえば、コンビニくらいしかないです。あとは、味噌ラーメンが美味しいことで有名な老舗「白樺山荘」の新川店が北海道マラソン復路のコース沿いにありますが、開店はお昼時となるので、食べている間に応援しているランナーが通り過ぎてしまうかもしれません。
40km|北大構内は終盤の応援におすすめ
終盤で応援するなら、北海道大学構内もおすすめです。
フルマラソンで40kmまで来れば、残りは約2kmです。
とはいえ、ランナーにとってこの2kmが長い。
脚も疲れているし、暑さで消耗しているかもしれません。
そんなところで知っている人から名前を呼んでもらえるのは、本当にうれしいものです。
最寄りは地下鉄北12条駅。
札幌駅から歩いて向かうこともできます。

そして応援する側にありがたいのが、北大構内には休憩しやすい場所があること。
セイコーマートの2階にはイートインもあります。飲み物や食べ物を買って座って休憩。ランナーの現在地を応援ナビで確認して、近づいてきたら外へ。
バルコニー席からコースを見下ろすこともできます。
真夏のマラソン応援は、走る人だけでなく応援する人にも暑さ対策が必要です。
逆に雨が降れば、長時間屋外に立っているのも大変。
屋内で待てる場所を知っているだけで、かなり楽になります。
41.5km〜ゴール|最後は大通へ
北大でランナーを見送ったら、最後は大通方面へ。
ただし、40kmからゴールまでは2.195kmしかありません。
サブ3なら40km通過が11時21分ごろ、ゴールは11時30分ごろ。
サブ4でも12時18分ごろから12時30分ごろです。
終盤でもう一度応援するなら、最後は大通方面も候補です。
無理に両方で応援しようとせず、北大かゴールのどちらかに絞ってもいいと思います。
ゴール周辺で待つなら、大通は時間をつぶす場所には困りません。
一人応援なら、フードコートがある赤れんがテラスも使いやすい場所のひとつです。

食事や飲み物をとりながら待つことができ、一人でも入りやすい。
全部追いかけなくてもいい
せっかく応援するなら、できるだけたくさんの場所で声をかけたい。
そう思うかもしれません。
でも、スタートからゴールまでランナーを追いかけ続ける必要はないと思います。
たとえば、
スタートを見送る。
10km付近でもう一度見る。
北24条か新川で応援する。
途中でコーヒーを飲む。
北大か大通で最後にもう一度声をかける。
これくらいでも十分です。
むしろ、地下鉄の階段を上り下りして、駅から駅へ走って、ランナーより応援する人のほうが慌ただしい一日になってしまったらもったいない。
2〜3か所に絞って、待ち時間も楽しむ。
そのくらいの計画をおすすめします。
当日はランナーの現在地を確認しながら
この記事の通過時刻は、あくまで一定ペースで走った場合の目安です。
実際のマラソンではそうはいきません。
スタートラインを越えるまでに時間がかかったり、給水所で止まったり、後半にペースが落ちたりします。
反対に、目標5時間のランナーが前半はサブ5より速いペースで走ることもあります。
ですから当日は、応援ナビなどのランナー位置情報サービスも併用するのがおすすめです。
事前にはこの記事の表で、
「だいたい何時ごろ、どこへ行くか」
を決めておく。
当日はスマートフォンで、
「実際には今どこを走っているか」
を確認する。
この使い分けが一番楽だと思います。
応援するランナーの名前やゼッケン番号は、あらかじめ確認しておきましょう。
スマートフォンのバッテリー対策も忘れずに。
応援する人も、北海道マラソンを楽しもう
42.195kmを走るのはランナーです。
でも、その一日を一緒につくるのはランナーだけではありません。
雨のスタート前にカッパを受け取ってくれる人。
10km地点で名前を呼んでくれる人。
北24条駅の出口からすぐの沿道で待っていてくれる人。
新川で往路と復路の2回応援してくれる人。
苦しくなってきた北大で声をかけてくれる人。
そして、ゴール目前で「あと少し!」と送り出してくれる人。
ランナーからすると、沿道で知っている顔を見つけるのは本当にうれしいものです。
でも、応援する人まで一日中がんばる必要はありません。
地下鉄やJRを使って移動する。
待ち時間にはカフェで休憩する。
お腹がすいたら何か食べる。
疲れたら座る。
ランナーだけでなく、応援する人にとっても。
北海道マラソンの一日が、楽しい一日になりますように。

