Garminの画面表示をレース用にカスタマイズする

ランニング

マラソン大会本番では、走行ペースを確認しながら、目標のタイムを目指すことになります。私は、Garminというランニングウォッチを愛用しており、最初に買ったのがForeAthlete 55、2026年からはForerunner 570を使っています。

この記事では、Forerunner 570での操作方法を例に説明しますが、他のスマートウォッチでもどんな項目を表示するかの参考になれば嬉しいです。

トレーニングページとは

Garminの画面をカスタマイズしようと思った時、なにをキーに検索すればいいのかわからない人も多いかと思います。

筆者が実際に使っているGarminのトレーニングページ
Garminのトレーニングページ

ランニングなど、アクティビティを実行している最中の画面のことをGarminでは「トレーニングページ」と呼んでいます。

ですので、画面カスタマイズ方法をGoogleなどで検索する際は、「Forerunner 570 トレーニングページ レース本番」のように、型番や用途のキーワードを一緒に並べてください。

トレーニングページのカスタマイズ方法

ここでは、Garmin Connectのアプリ上でトレーニングページを設定するやり方を説明します。Garmin本体のボタン操作でも可能です。

まず、画面右上にある時計のアイコンをタップします。次に同期しているGarmin本体の型番表示をタップします。

Garmin Connectのデバイス一覧でForerunner 570を選択する画面
Garmin ConnectでForerunner 570を選択

Garmin Connect上で設定できる項目が並んでいるので、この一覧から[アクティビティ]を選びます。

Forerunner 570の設定画面で「アクティビティ」を選択する位置
Garmin Connectの設定から[アクティビティ]を選択

[ラン]をタップします。

アクティビティ一覧から「ラン」を選択する画面
[アクティビティ]-[ラン]

私はふだんのジョグに「ウルトララン」、レース前提のペース走に「ラン」というふうに使い分けており、それぞれに適した画面を作っています。

ラップの距離を変更する

トレーニングページを設定する前に、ラップも確認しておきましょう。

ランの設定画面で「ラップ」を選択する位置
[アクティビティ]-[ラン]-[ラップ]を選択

ラップは「自動ラップ」を選択し、誤操作で「ラップキー」を押さないよう「オフ」にしています。

私はブラインドマラソンでロープ伴走(片手が自由にならない)をしたり、自分のレースでもざっくりした目標しかないので、自動ラップを使っていますが、大会運営側が用意した距離表示があるところでラップボタンを押す人もいると思います。

GPSの揺れなどにも考慮し、きっちりとした記録を目指すなら、手動ラップを使うのが賢明です。

自動ラップの距離を5.00kmに設定する画面
[アクティビティ]-[ラン]-[ラップ]-[距離]で5kmに変更

デフォルトだと、ラップ距離は1kmとなっているはずです。そのままでもいいですが、私はフルマラソンに出場する際、5kmラップに変更します。

というのも、大会出場結果などは、5kmラップが公開されているパターンが多いですよね。

5kmラップを見ると、自分と同じくらいの走力や目標タイムでゴールしているランナーがどういったペース配分でその大会を走ったのかがわかります。

ですので、1kmごとのペースに一喜一憂するより、「前半は5kmで30分、平均ペースはキロ6」といったように、大まかな目標ペースを決めておき、それを確認しながら走るようにしています。

トレーニングページの追加や削除

ラップの設定が終わったら、トレーニングページのカスタマイズに進みます。

この画面に戻り、[トレーニングページ]をタップします。

ランの設定画面で「トレーニングページ」を選択する位置
[アクティビティ]-[ラン]-[トレーニングページ]を選択

右上の[編集]をタップすると、要らないページを削除、[ページ追加]をタップすれば、新しいページを作成できます。

トレーニングページの編集とページ追加を行う画面
[アクティビティ]-[ラン]-[トレーニングページ]から[ページ追加]、ページの削除は[編集]を選択

[ページ追加]の次の画面で[カスタムデータ]をタップします。

トレーニングページ追加時に「カスタムデータ」を選択する画面
[アクティビティ]-[ラン]-[トレーニングページ]-[カスタムデータ]を選択

次の画面でレイアウトを選びます。項目数が多いと、字が小さくなり見づらいので、私はメイン画面に5項目、サブ画面に3項目を置いています。

トレーニングページで表示する項目数とレイアウトを選択する画面
[アクティビティ]-[ラン]-[トレーニングページ]-[カスタムデータ]のレイアウト選択画面で表示する項目数を選択

変更したい項目をタップすると、次の画面に選択肢のカテゴリーが表示されます。

トレーニングページの各位置に表示するデータ項目を設定する画面
[アクティビティ]-[ラン]-[トレーニングページ]-[カスタムデータ]で項目数選択後の画面

ここでは、[ペース]を選んでみましょう。

データ項目のカテゴリーから「ペース」を選択する画面
[アクティビティ]-[ラン]-[トレーニングページ]-[カスタムデータ]-[データ項目]

「ペース」というカテゴリーの中にさらに用途が異なるペースがいくつか出てきます。

ペースカテゴリーにある平均ペース、ローリングペース、ラップペース、前回ラップペースなどの選択肢
[アクティビティ]-[ラン]-[トレーニングページ]-[カスタムデータ]-[データ項目]-[ペース]カテゴリー

私はこの中で、以下の4つを採用しました。

項目名意味
平均ペース全体を通した平均
ローリングペース直近の短い距離での平均
ラップペースラップ区間平均
前回ラップペース前の区間のラップ平均

つい最近まで、「ペース」(リアルタイムペース)を表示させていたのですが、ローリングペースに変えてから、小さな起伏の多いコースでもほぼイーブンペースで走れていることがわかりました。

おそらく、GPSの揺れなどを吸収してペースが表示されるため、それを見ることで自分の走りに自信が持て、結果として一定のペースを保ちやすくなるのかなと思います。

ちなみに、私は公認レースでのペーサー経験もあり、トラックや屋内ランでは、秒単位で綺麗なラップを刻めるのに、ペース表示が安定しないコースがあり、それをストレスに感じていました。

ローリングペースに切り替えてから、その問題が解決しました。

常時表示するメイン画面の参考例

こちらが、私がレース中に表示しているトレーニングページの設定です。

Garmin Connectアプリの設定画面とGarmin本体に表示されている内容をご覧ください。

レース中のメイン画面にタイム、距離、ラップペース、ローリングペース、平均ペースを追加したGarmin connectの設定例
[アクティビティ]-[ラン]-[トレーニングページ]-[カスタムデータ]
Forerunner 570にタイム、距離、ラップペース、ローリングペース、平均ペースを表示したメイン画面の実機例
レース中のGarminトレーニングページ表示例

サブ画面を作る

私はいくつかの指標の平均ペースを確認しながら走るというレースの進め方をします。これが唯一無二の正解というやり方はありません。

ThreadsやX(Twitter)で聞いてみたところ、心拍数の変化を大切にしているという人もいれば、PaceProなどのナビゲーションに沿って走るという人もいらっしゃいました。

自分がレース展開を考える上で必要な項目を過不足なく並べるのがいいでしょう。

そこで、常時表示するメイン画面とは別にUPボタンを押すと切り替えられるサブ画面を追加するのも一つの手です。

私は「時刻」「前回ラップペース」「心拍数」を第2画面に置き、必要に応じてこれを見ることにしました。

レース中のサブ画面に時刻、前回ラップペース、心拍ゾーンゲージを追加したGarmin connect設定例
[アクティビティ]-[ラン]-[トレーニングページ]-[カスタムデータ]
Forerunner 570に時刻、前回ラップペース、心拍ゾーンゲージを表示したサブ画面の実機例
レース中のGarminトレーニングページ表示例(サブ画面)

自分が走りやすい画面を作ろう

Garminにはたくさんのデータ項目が用意されていますが、すべてをレース中に確認する必要はありません。表示する項目が多すぎると、かえって数字に振り回されてしまうこともあります。

私自身もいろいろ試しながら、現在はペースに関する項目を中心にしたメイン画面と、必要な時だけ確認するサブ画面に分けています。

レースの走り方や確認したい情報は人それぞれです。この記事を参考に、自分にとって見やすく、安心して走れるトレーニングページを作ってみてください。

Garmin Forerunner 570
Garmin